フランスのソックヤーン「フィル・フォーク」のご紹介
フランスの老舗毛糸メーカー「フィルダー」のソックヤーンシリーズ「フィル・フォーク」から二つのシリーズをご紹介します。
シリーズ10 「身近な色」
シリーズ11 「森の動物」
それでは、まずは基本データから。
毛糸の構成仕立は以下のようになっています。
メーカー/ブランド | PHILDAR SAS /phildar |
---|---|
構成 | スーパーウオッシュ加工ウール75% ポリアミド25% |
仕立 | 100g 約420m |
推奨編み針サイズ | EU 2.0-2.5mm 国内0-1号 |
10 x 10cmゲージ | 28目38段 |
◆太さやゲージは、皆様お馴染みの4本撚りソックヤーンとほぼ同じ仕様になっています。
◆30度までの洗濯機洗いに対応しています。
◆大人男性用靴下を1玉で編むことができます。
「フィル・フォーク」は同社の定番ソックヤーンシリーズで、現在シリーズ12まで発表されていますが、今回はその中からシリーズ10と11の15色をご紹介します。
それでは、シリーズ10 「身近な色」からどうぞ~
シリーズ10は、「身の回りの色」をモチーフにした愛らしい毛糸です。
1001 カラマツ
名前が表わすとおり、緑がとても印象的です。
ショートピッチのパターンと相まって可愛らしい編地になっていますね。
1002 ワインの滓
名付けのセンスといい、色そのものといい、これぞフレンチヤーン!ですね。
いいなぁ、こういうの。
楽しくて♪
1003 コロンバン
原語は「COLOMBIN」なので、ピジョンブルー(鳩の羽色)を指しているのでしょう。
濃淡のあるブルーに、ピジョンブルー、グレー、アイボリーの配色がシンプルで美しいですね♪
1004 モカ
開け放したカフェのドアからコーヒーの香りが漂ってきそうです。
路上のカフェで、道行く人を見ながらゆっくり編み物なんていかが?
1005 立葵
背丈の高い草花ですが、そのゴージャスな花もフランス風に写し取ると、こんなにも可憐な毛糸になるんです。
1006 オリーブ
「バラ」と名付けても不思議ではない赤が入った毛糸ですが、濃淡のあるオリーブ色も負けてません。
1008 小滝
言語は「Cascade」です。
華厳の滝やナイアガラの滝のような、豪快に落ちる滝ではなく、段々になったなめらかな岩の間を滑り落ちていくような滝のイメージです。
新緑に囲まれた谷間を散歩したいなぁ。
続きまして、シリーズ11 「森の動物」です。
こちらは、動物がモチーフになったユニークな毛糸ですよ~~~
1101 ナキウサギ
原語では「Pika」。ハムスターにも似た愛らしい小動物なのですが・・・
フランスのナキウサギは色が濃いのかなぁ。
濃いピンクと緑のアクセントが決まってる~~
1102 ワピチ
「ワピチ」は大型のシカです。
ん、シカの色・・・
シカ?
もしかして、湖畔に群れている「ワピチ」の遠景とか・・・
黒っぽいのは、ワピチの角のイメージとか・・・
謎は謎を呼ぶのであった。
名前の解釈は別にしても、この色柄の出方は他に類を見ないですよ!
珍品&綺麗毛糸として殿堂入りするかも。
1103 ビーバー
これは安心してご紹介できます。
ビーバー色です。
ビーバー色と一口に言いましたが、よく見るといろいろな色が混じっています。
こげ茶のストライプが斜めに出てくるのも面白いですね。並行して走る細い緑のストライプもアクセントになっています。
これまた、珍しい色柄です。
ところで、ビーバー色って何よ(笑)
1104 カリブー
北アメリカに住んでいるトナカイが「カリブー」。
こちらも、斜めに出てくる3色の天の川のようなストライプがユニークです。
とってもエレガントな作品ができそうです。
1105 グリズリー
大きな熊です。
色といい、ギザギザの斑点模様といい、野性味溢れる毛糸です。
クマ柄靴下など、いかがでしょうか?
1106 チーター
草原のスプリンター登場!
凛々しくご紹介したいのですが、色合いも柄も可愛くてしかたないや。
1107 ムース
ワピチ、カリブーに続き3頭目のシカが登場です。
巨大な角を持つことから、日本語では「ヘラジカ」と呼ばれています。
基本色はグレーのメランジェで、薄紫と黄色2色の斜めストライプに濃いグレーの斑模様と意外なほど複雑です。
1108 コヨーテ
オオカミの親戚です。
コヨーテは褐色の毛並みを持っていますが、このコヨーテはエレガントです!
コヨーテのイメージを膨らませていった結果、この色柄に行きついたというわけですね。
ということは、他の色柄もイメージから・・・
だったのか(笑
動物シリーズ、楽しすぎます。
以上、「フィル・フォーク」15色のご紹介でした。