Yarn Over – 掛け目
Increasing & Decreasing Stitch (増し目、減らし目)は、とりあえずそれぞれひとつの方法
を覚えることにしましたが、検索をすると頻繁に引っかかってくるのが、
“Yarn Over”という言葉。
ちょっと気になるので、調べてみると、日本語では「掛け目」に相当する増やし目の技術の
一つのようです。
これも幾通りか方法があるようですが、やりやすい方法をひとつ覚えることにしました。
Knit Stitchで編んでいます。
Stitchを増やしたいところで、ニードルに糸を掛けます。
これが、”Yarn Over”
糸 (yarn) をニードルの 上に (over) 渡します。
Knit Stitchで編んでいるときには、常に後ろにある Working Yarn (左指に掛けた糸)
を手前に持ってくることになります。 <-これが、後で重要になりますよ。
右手の親指で、渡した糸を押さえておいて、
次の目をKnit Stitchで編みます。
いつものように、ループ(目)の左から右にニードルを通してから、
Attention!! 糸の掛け方に注意します。
今、Working Yarnはニードルの手前にありますから、
Purl Stitchと同じように糸を掛けます。
一目編み終わりました。このまま左端まで編み進めます。
生地を裏返して、Purl Stitchで編み進めてくると、先ほど”Yarn Over”したStitchのところに
やってきました。
日本語で「掛け目」と呼ばれるのが良く分かります。
掛かっているだけの目です。掛かっているだけですが、目には違いありません
から、これを拾って編み進めます。
Knit Stitchでもう 1 row (一段) を編んだところです。
大きな穴が開いています。
このように単純に”Yarn Over”すると、目を増やした場所に穴が開く、ということを覚えておく
必要があります。あえて穴を開けたいときには、この技法を使うようです。